平成26年より正式販売してまいりました白川式試験用機械ですが、モーター、変速機等の仕入れ価格の値上がりと、消費税の増税に伴いまして令和元年10月受注品より販売価格を改定させていただきます。
白川式試験用機械をご要望下さいます皆様には、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
型番 |
旧価格 | 新価格(税込) | |
P-15 | ¥290,000 | → | ¥296,000 |
T-20 | ¥393,000 | → | ¥400,000 |
R-7 | ¥549,000 | → | ¥560,000 |
CR-13 | ¥817,000 | → | ¥832,000 |
CR-18 | ¥971,000 | → | ¥989,000 |
CR-24 | ¥1,191,000 | → | ¥1,213,000 |
(新価格は令和元年10月の受注品より適用) |
白川式機械は、農業試験場や研究機関向けに省スペースとメンテナンス性の高さを両立させた農業用機械のシリーズです。多品種・少量・連続処理に向いており、青色の本体カラーが目印です。
昭和22年から30年頃まで弊社会長(藤森繁)は、白川農機に勤めておりました。
昭和38年に(有)藤森鉄工場を起業。昭和58年頃レーザー切断加工機やターレットパンチプレス機等の設備の導入を契機に白川式機械のR-7型脱穀機械の部品、特に鉄板部品を作らせていただくようになりました。
そんな折、白川社長が寝たきりとなられ、白川昭三専務もお亡くなりになられ白川農機として白川式農機具を続けていく事が難しくなり、白川専務の奥様から白川式農機具を藤森鉄工場で継承してはとのお話をいただきました。
大変ありがたいお話であり喜んでお受けすることとなり、白川式機械の取扱いを始める事となりました。
ベテラン職人の手加工で製造されていた白川式機械には図面が存在しなかったので、機械の種類と用途を調べT-20型唐箕、R-7型脱穀機、T-45型脱穀機、EP-18型脱穀機、CR-13型脱穀機、P-15型粒撰機の順番で機械から図面を起こしていきました。
図面作成→試作・改良→図面改訂→試作・改良→・・・この作業が約15ヶ月程続き、白川式機械15機種の図面を揃える事が出来ました。
この間、研究施設の先生方や種苗メーカーの方々に色々とアドバイスをいただく一方、納期的には大変ご迷惑をおかけすることになり申し訳ありませんでした。
ただ、おかげ様で藤森鉄工場製の白川式らしい白川式機械を世に出せる事になりました。関係者の皆様には、大変ありがとうございました。
白川式機械は、研究機関等に直販が原則と伺っていましたので、引き続き藤森鉄工場としても研究機関への直接販売を継続していく事とします。
製造メーカーにとって、お客様の声を常に聞くことが出来るのは大変嬉しい事で、実際それによってR-7型小型脱穀機などは、この2年で細部を5ヶ所程改良しております。
今後とも製造毎にユーザの声を取り入れて、白川式らしいより高い完成度の製品を目指して行きたいと考えております。
また本ホームページを活用して、継続的に白川式機械についての情報発信を行っていく予定です。
今後とも変わらず白川式機械をご愛用下されば幸いです。