ーーー日々心する事ーーー
昭和51、2年の頃です。当時の私は、仕事もかなり出来る様になり、自負心も旺盛だったため、むしょうに自分のお客様が欲しくてなりませんでした。私を正当に評価して下さるお客様が欲しかったんです。仕事の合間をみては、着替えて営業の真似事をしておりました。そんなある日、飛び込みで行ったある会社の社長さんに言われた話です。
「藤森君、商売は”あきない”と言うだろう、お客様も自分の会社も双方”あきない”でなくちゃね。商品の出来栄えと納期と値段の三要素があるだろう、常に、このお客様は何が不満なのか、何を満足しているのか、考えなくちゃ取り引きは長くは続かないんだよ。それからね、君は経営者になるんだからね、従業員のライバルになっちゃいけないよ。自分自身が階段を登らなくちゃ従業員も階段を登ってこないんだよ。目標を作るんだね、商売人としてのピークというか、私はね60歳のとき、売上や客筋・設備・従業員数はこうなっているという、将来の計画を持っていますよ。だからね、客先を選ぶ事は重要なんだね、自分が選んだお客様が順調に成長して、10年・20年取り引きできると喜びだね。自分の判断は正しかったという。君とは初対面だけど、がむしゃらでいいね。私の若い頃を思い出すね。その情熱が会社を成長させるんだね。情熱が従業員に伝染病のように伝わるんだね。頑張りなさい。」
その社長さんとは、今も色々な話をさせてもらっています。私の人生の師です。
常々私は、お客様と永く取り引きしていただくにはどうしたら良いのか、感謝の心をどう商品に添加するかを考えています。
結果、数十年にわたりお付き合いさせていただいている多くの会社の皆様方に多大なる感謝とこれからも変わらぬお付き合いをお願いするものであります。
これからも情熱とチャレンジの精神を忘れずに、どんな仕事にも挑戦していきます。
おかげさまで初代のメーカーになるという夢が、二代目の後半でかなう寸前まできました。
御客様には、良い商品を永く愛用していただきたい。商品をもっと良くしていきたい。その為にもアドバイスを御客様からいただきたい。
初代から二代目、三代目へと良い商品と技能、技術、そして素晴らしいお客様との関係をまるで文化遺産の様に後世に伝えたい・・・そんな想いに突き動かされている今日この頃です。
商号: 有限会社藤森鉄工場
本社: 北海道帯広市西24条北1丁目6番5号
創立: 1975年1月29日
資本金: 1000万円
役員: 代表取締役会長 藤森 繁
代表取締役社長 藤森 裕一
従業員数: 4人
業務内容: 食品工場向けステンレス製品、装飾金物、建築金物、各種機械・プラント工事、
コンクリート金型枠、電気器材、農業用機械・器材、他
昭和38年 | 藤森繁 藤森鉄工場創立 |
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日本甜菜製糖様と取引開始 |
昭和50年 | 有限会社藤森鉄工場設立 |
昭和53年 | 六花亭製菓様と取引開始 |
昭和58年 | アマダ社製レーザー切断機導入 |
昭和59年 | アマダ社製ターレットパンチプレス導入 |
平成10年 | 藤森繁 会長に就任 |
藤森裕一 社長に就任 | |
平成21年 | 白川式機械R-7の製造販売開始 |
サークル機工様と取引開始 | |
北海道農業研究センター様、東北農業研究センター様等、 各地の農業研究センター様と取引が始まる |
主な製造設備
他